管理組合役員が陥る「ストックホルム症候群」


    「ストックホルム症候群」というと少し大げさかも知れないが、心理状態としては似ていると思う。

    本来、区分所有者(管理組合)の代表であるはずの理事長などの役員が、契約の相手方である管理会社の社員のような立ち位置になるケースがよく見受けられる。

    管理会社から「理事長~」などと煽てられ、理事会運営などを通じてフロントマンなどから色々なことを吹きこまれているうちに自分が居るべき立場を見失ってしまう。

    その結果、管理会社を利する(=管理組合に損失となる)議案に当然のように賛成したり、管理会社の問題点を指摘する意見を敵視したりするようになる。

    正確な知識と常識的な判断能力さえあればこんなことにはならないのであるが、悲しいかな社会人として最低限のレベルに達していない連中が多い。

    管理会社にとっては「天国」、管理組合にとっては「地獄」である。

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