やはり鴻海からの出資がなければ民事再生か会社更生の状態だったのだろう。
それにしても東証2部はイメージ的に厳しいなぁ・・・。
以下引用
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シャープ、債務超過に転落=赤字2559億円―社長に鴻海・戴氏迎え入れ
時事通信 5月12日(木)15時13分配信
経営再建中のシャープが12日発表した2016年3月期連結決算は、純損益が2559億円の赤字(前期2223億円の赤字)となった。赤字は2年連続。主力の液晶パネル事業の不振に加え、生産設備や在庫の評価損など構造改革費用の損失計上が膨らんだ。連結ベースで3月末時点の自己資本が430億円、純資産が312億円のそれぞれマイナスとなり、資産を全て売却しても負債を返せない債務超過に陥った。
東証の上場ルールに従い、シャープ株は連結債務超過を受け、8月1日付で東証1部から2部に指定替えになる見通し。
シャープは6月の株主総会で台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収を承認後、10月5日を期限に総額3888億円の出資を受け入れる。記者会見した高橋興三社長は「6月末までの出資完了を目指す」と述べ、債務超過を早期に解消する考えを示した。単体では2年連続で3月期末に債務超過だった。
鴻海による出資完了後、高橋社長は退任し、後任に鴻海の戴正呉副総裁を迎え入れる。高橋氏を除く取締役候補9人のうち、6人を鴻海が推薦した。鴻海は戴氏のほか、堺ディスプレイプロダクト(堺市)副社長の高山俊明氏、元ソニー業務執行役員の石田佳久氏らを選んだ。郭台銘董事長(会長)の評価が高い野村勝明副社長もシャープ側の推薦で選ばれた。