難波の雑居ビルの競売物件で、以下のような法的問題点があった。
1.土地は所有権だが建物は5分の1の共有持分権
2.建物の持分5分の4は韓国籍の4名が5分の1ずつ共有
3.その4名が死亡または行方不明の可能性
4.所有者は権利証能力なき社団である韓国民団の構成員の「総有」であると主張
5.登記には公信力がない
6.共有物分割請求
7.共有物についての形式的競売後の法定地上権の成否
8.建物の一部を債務者関係者が不正常な賃借人として占有
9.建物の一部が債務者が所有する隣接地に越境
完璧な所有権であれば市場価格は6000万円~8000万円と思われるが、上記のような問題で売却基準価額は1,092万円となっていた。
落札すれば2年間は裁判所に遊びに行けるのが魅力で売却基準価額の3.5倍以上で入札したが、残念ながら落とせなかった。
30件以上の入札で5000万円以上の落札もあり得ると思っていたが、現実には10件で約4100万円の落札と、さすがに上記問題点が入札意欲を鈍らせたようだ。
はぁ・・・物件買わないとヤバい・・・。