多重債務が社会問題になった頃、サラ金や商工ローン業者の「貸し手責任」が追及された。
弁護士・司法書士業界では「借り手は弱者」という立場を取っていたが、僕は借り手の無計画・無責任な人間性に全ての問題があると考えている。
しかし、この件は少し違う。
オーナーにも当然責任はあるが、基本的には業者に騙されているのである。
そしてスルガ銀行は詐欺の片棒を担いで一般消費者が業者に食い物にされるのを幇助してきた。
金融庁はこんな銀行をちゃっちゃと潰すべきで、ついでにアパマン・サブリース業者も潰すべきである。
以下引用
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シェアハウス融資で混乱=スルガ銀行の貸し手責任問う声
3/8(木) 16:16配信 時事通信
地方銀行のスルガ銀行(静岡県)が、投資目的のシェアハウス向けにずさんな融資を行っていた疑いが浮上し、混乱が広がっている。経営が悪化したシェアハウス運営会社が家賃の支払いを停止したことで、返済に窮する住宅オーナーが続出。貸し手の責任を問う声が強まり、スルガ銀は融資実態の調査に乗り出した。
オーナーらは8日に国会内で衆院財務金融委員会の議員と会い、問題の早期解決を訴えた。
問題のシェアハウスは不動産会社スマートデイズ(東京)が運営する「かぼちゃの馬車」。一般の会社員らがスルガ銀から融資を受けて建設し、スマートデイズが一括して借り上げる仕組みだ。スマートデイズは一定の家賃を保証するとしていたが、入居率の低迷で1月に支払いを停止した。
オーナーは数百人規模に達するとみられる。オーナー側の弁護士によると、被害金額は1人当たり1億~4億円に上るという。
2月末には約80人のオーナーがスルガ銀に融資の返済停止を通告。弁護士は「審査を通過できるよう預金通帳の残高が改ざんされていた例がある」などとして、融資手続きの過程で不正があったと主張している。
スルガ銀は「真摯(しんし)に受け止める。調査中は(差し押さえなどの)法的手段は取らない」と返済を事実上猶予する方針だ。金融庁も「スルガ銀がどこまで関与していたのか、調査結果を待って対応を検討する」(幹部)と関心を寄せている。