セキスイの腰巾着司法書士は干支すら言えなかった犯罪者を本人として決済したので問題外なのだが、そもそも司法書士業界で一般的に用いられている「干支」による本人確認は有効なのか?
地面師ならその程度は覚えてくるのが当然で、個人的には無意味だと思っているので、普段から行っていない。
もっと言えば、形式的には行っている運転免許証などの提示もそれほど意味のある行為と思っていない。
本人確認情報を提供する場合には特に注意が必要なので、僕は独自の方法で本人確認をしている。
プロなら決済日までに99.9%大丈夫と言える案件しか受託してはならないので、高額の三為契約など契約や物件に少しでもリスクがあると判断した場合は事前に売主について調べて必ず決済日前に接触するようにしている。
このようなケースで売主側司法書士が邪魔をしてきた場合は買主にそのリスクを説明した上で僕は受託しない。
決済の場で本人確認するなど不可能である。
勝負はその前に決まっている。
以下引用
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<地面師事件>なりすまし容疑者 本人確認で「えと」間違う
10/18(木) 11:02配信 毎日新聞
大手住宅メーカー「積水ハウス」が東京・西五反田の旅館跡地の取引を巡って約55億円をだまし取られた事件で、所有者になりすましていたとされる羽毛田(はけた)正美容疑者(63)=偽造有印私文書行使容疑などで逮捕=が積水ハウスとの取引中に本人確認された際、えとを聞かれ間違えて答えていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。警視庁捜査2課は羽毛田容疑者が地面師グループにスカウトされたとみており、役割分担を調べている。
捜査関係者によると、羽毛田容疑者は昨年5月31日、売買契約が成立した後の本人確認の手続きで司法書士にえとを聞かれ、本当の所有者(当時72歳、昨年6月に死去)のえとではない答えをした。誕生日も正確に言えなかったが、偽造パスポートなどの本人確認書類がそろっていたことから手続きは続行され、翌日には手付金などを除く約44億円を受け取った。
羽毛田容疑者の知人女性によると、羽毛田容疑者は東京都足立区の借家に家族と住んでおり、生命保険会社の営業の仕事をしていた。女性は「事件後に生活が派手になった様子はなかった」と話す。
羽毛田容疑者と地面師グループとの接点は明らかになっていないが、同容疑で逮捕された職業不詳、秋葉紘子容疑者(74)=豊島区南池袋3=がスカウト役だったという。所有者と年齢が近く見えることから目を付けたとみられる。
今回の事件では、海外に出国した会社役員、カミンスカス(旧姓・小山)操(みさお)容疑者(58)=同容疑で逮捕状=がリーダー格の一人とみられている。いずれも同容疑で逮捕された会社役員、生田剛容疑者(46)=渋谷区恵比寿4=は取引の仲介役とされ、会社役員、永田浩資容疑者(54)=板橋区常盤台1=はホテルチェーン「アパグループ」の関連会社が約12億円をだまし取られた地面師事件でも逮捕され、今年9月に有罪判決を受けている。【五十嵐朋子、佐久間一輝、土江洋範】