分譲マンションでも賃貸マンションでも、管理会社は補修工事やリフォーム工事を受注することに命をかけている。
いや、そのために管理会社をやっていると言っても過言ではない。
無能な役員しかいない管理組合やアホぼんのマンションオーナーは、管理会社の言いなりでクソ高い工事を発注し、高額な「ピンハネ」「バックマージン」が管理会社の懐に入る。
僕の経験上、分譲マンションで管理会社が出してくる見積もり金額を利害関係のない優良業者と比較すると、最低でも3割、酷い場合は5割以上安くなる。(「安くなる」のではなく、管理会社が割高な金額を騙し取ろうとしているだけだが。)
「ピンハネ」「バックマージン」で割高な工事代金を払わせられるだけならまだしも、管理会社の腰巾着業者がまともな工事などするはずがない。
本件のファイン社は5棟(80室)のマンションを所有している「プロ」のはずだが・・・。
以下引用
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「リフォーム代400件架空請求された」とエイブルを提訴 大阪の会社
7/6(火) 15:56配信 毎日新聞
不動産仲介大手「エイブル」(東京都)に賃貸管理を委託した大阪市内の複数のマンションで約400件の架空のリフォーム費用を請求されたなどとして、大阪府豊中市の不動産会社がエイブルに約2億8000万円の賠償を求めて大阪地裁に提訴した。6日に第1回口頭弁論が開かれ、エイブル側は答弁書で「派遣社員がやった」と一部の不正を認めた上で、「会社としては関与していない」などと請求棄却を求めた。
エイブルによると、大阪市内の店舗に勤務し、この不動産会社の管理業務を担当していた派遣社員が不正請求を繰り返していた疑いがある。同社はこの社員との契約を解除し、大阪府警に刑事告発している。
訴えたのはマンションを所有する「ファインマネジメント」。訴状によると、ファイン社は大阪市淀川区などに計5棟(計80室)のマンションを所有し、2010年からエイブルに管理全般や家賃徴収などを委託。7年間にわたり計約400件のリフォーム工事費用として、計約6150万円を支払った。
しかし、18年ごろから賃料の入金が滞るようになったため調査したところ、クロスの張り替えや防水工事などが施工された形跡が確認できなかったという。ファイン社側は「ずさんな管理で老朽化が進み、緊急工事や入居者の新規募集停止を余儀なくされ大きな損害を受けた」と訴えている。
一方、エイブル側はファイン社側にも管理状況を確認しなかった過失があると主張している。
大阪市内で記者会見したファイン社の担当者は「大手を信頼して管理を任せていた。経緯を明らかにしてもらいたい」と語った。エイブルは「コメントを差し控える」としている。【芝村侑美】