まず、免許のある宅建業者ではなく「所有者の代理人を名乗る男」からの情報の時点で「詐欺案件確定」である。
関西のように「売主側司法書士」が関与した(=本人確認の邪魔をした)事実もなく、契約前に買主の不動産屋とその依頼を受けた司法書士が本人確認をしている。
おまけにその場で公的書類の齟齬を認識している。
怪しいどころか、まともなところが何一つない案件である。
なぜこの司法書士は決済を許して依頼者に6億5000万円もの損害を与えたのか???
ナゾすぎるしアホすぎる。
以下引用
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被害者が語る渋谷区の一等地をめぐる地面師事件
12/1(水) 21:40配信 テレビ朝日系(ANN)
土地の所有者になりすまして売却話を持ち掛け、代金をだまし取る地面師事件。東京・渋谷区の一等地を巡って6億5000万円をだまし取られた不動産会社の社長が地面師グループの手口の一部始終を語りました。
2015年5月、不動産会社の社長は渋谷区富ケ谷の500平方メートルの土地について、所有者で90代の外国人男性の“代理人を名乗る男”らから売却話を持ち掛けれらました。
「取り引きのある不動産会社から『この物件を買わないか』と紹介を受けたのが最初でした。遺産相続をする際にもめないよう資産を売却したいという説明でした」
社長は土地の所有者本人に売却の意思を確認するため、代理人を名乗る男らに「所有者本人に会いたい」と何度も伝え、契約日の3日前にようやく“所有者と名乗る男”と会うことができました。
「こちら側の司法書士の立ち合いで本人確認と売却の意思を確認する面談をしました。司法書士がパスポートと印鑑証明書を照らし合わせて確認しましたが、記載してある生年月日が違うという場面がありました」
これについて“代理人を名乗る男”は「所有者の息子が土地取引を潰そうとしていたずらをしている」などと遺産相続を巡って親族内でもめ事になっているという説明をしたということです。
社長は、その嘘の説明を信用して後日、指定された銀行口座に代金として6億5000万円を振り込みました。
ところが…。〈登記が入らない〉
「僕の司法書士から『登記が入らない』登記所から『印鑑証明が偽造である』と指摘を受けたと」
印鑑登録証明書などが偽造されていたため、社長は土地の登記をできず、“代理人を名乗る男”とも連絡が取れなくなり、振り込んだ6億5000万円は戻ってきませんでした。被害から6年半経ち、警視庁は今月1日、社長をだましたなどとして、地面師グループの山口芳仁容疑者(54)と福田尚人容疑者(60)を詐欺の疑いで逮捕しました。
山口容疑者が“代理人を名乗る男”を演じ、福田容疑者が事件全体を首謀したとみられています。
渋谷区の一等地を巡る巨額地面師事件。
警視庁は2人の認否を明らかにしていません。