この事件は論外としても、大半の不動産購入者が同じようにネットやチラシを見てその不動産屋に接触している。
売主(特にクソみたいな不動産屋)から物件売却を依頼されている不動産屋が買主の利益を考慮することなどあり得ず、「売主>>>>>買主」になるのは当然なのである。
例えると、相手方が弁護士を立てた場合に、その弁護士に手数料を支払って紛争の解決を依頼するようなものであり、常識的に考えられない行動なのである。(もちろん、この形態で弁護士が業務を行うことは法律上禁じられているが。)
これを許しているのが不動産業界であり、『両手仲介』の本質的な問題点である。
このブログでも何度も書いているが、不動産を購入したい場合は独自に信頼できる業者を媒介業者として選ぶべきなのである。(信頼できる業者がほとんどいないという別の問題はあるが・・・。)
以下引用
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マイホーム購入客5人から計1億円詐取 不動産会社の元社長逮捕
土地所有者のはんこ無断で複製し契約書偽造 大阪・柏原市
8/18(木) 14:39配信 ABCテレビ
マイホームの購入を希望する客から土地代などの名目で約1億円をだまし取ったとして、大阪の不動産仲介業者の元社長が逮捕・送検されていたことがわかりました。
詐欺の疑いで逮捕・送検されていたのは、大阪府柏原市の不動産仲介業者「GRACEHOME」元社長、曽谷利満容疑者(66)です。
捜査関係者によりますと、曽谷容疑者は今年2月までの2年間で、大阪で新築住宅の購入を希望していた客5人から土地代や建築費の名目で現金約9440万円をだまし取ったとされています。
曽谷容疑者は土地の所有者のはんこを無断で複製し、契約書を偽造していたということです。
(曽谷容疑者に4500万円を支払った客)「主人がいくら使ったか明細を出せって言ったんですけど(曽谷容疑者は)何も言わなくなった」
曽谷容疑者は容疑を認め「5年前から経営が苦しかった」と話しているということです。