今週の日曜日に『正直不動産』のスペシャルが放送されていた。
時系列ではシーズン1と2の間の出来事として描かれていた。
大半はお涙頂戴の人間模様で面白くないのだが、唯一の論点は「競売」と「任意売却」
山ピーが競売を阻止して任意売却にもっていくのだが、その論拠は・・・
競売・・・市場価格の3割~5割安になり、債務者には住宅ローンが残るので自己破産が必要
任意売却・・・債務者主導で行えるので、生活再建が可能
いやいやいや。
それ世間のクソみたいな不動産屋の騙し文句ですから~~~
今は競売でも(むしろ競売の方が)市場価格と同じぐらいで売れる。
任意売却は債務者のためではなく、クソみたいな不動産屋が自社で買い叩いたり、知り合いの不動産屋に買い叩かせるために行うものである。
債務者には引っ越し代名目の小銭を渡すことで「得をする」と思い込ませ、金融機関の担当者にも小遣いを渡してデタラメな決済稟議を書かせる。
決済が終わればクソみたいな不動産屋は債務者のフォローなどしないので、債務者は任意売却で全てが解決したと思い込むが、住宅ローン債務が残るのは競売と全く変わらない。
自己破産などの債務整理もせずに数年後に恐ろしい額の遅延損害金をサービサーから請求され、そこで初めて騙されていたことに気付くケースも多い。
この程度の内容まで突き詰めてこそ「正直不動産」ちゃうの???