司法書士による虚偽登記事例(1)~贈与~


    町場の中小企業のオーナーが、配偶者や子供へ贈与を登記原因として名義変更する。

    会社の連帯保証などから自宅を「守る」という名目の「財産隠匿」で使われる手法である。

    将来的なリスクに備えるだけなら「グレー」だが、会社の債務不履行の可能性が高ければ「クロ」である。

    贈与の意思はなく、単に将来の差押等を逃れるために行えば立派な「虚偽登記」となる。

    補助者時代にこの手の話があり、雇用主の司法書士が「代理人」では受けずに「本人申請」を仮装した申請をするための書類をよく作らされた。

    独立したらこんな卑怯なマネだけは絶対にしたくないと思ったなぁ・・・。

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