串カツ屋『松葉』の道路不法占拠問題


    2月10日の日本経済新聞の特集記事で知ったのだが、JR大阪駅御堂筋口から地下鉄へ向かう階段を下りたところに、有名な串カツ屋『松葉』がある。

    100%僕が行くことのない「立ち食い屋」で、店の前を通る度に「油くさいなぁ」とうんざりしていたのだが、実はこの店、適法な賃貸借契約に基づいた店ではなく、戦後すぐの混乱期に「道路占用許可」を受けただけの店なのだ。

    昨年1月に大阪市が地下道の拡幅工事をするにあたり立ち退きを求めたが未だに応じていないとのこと。

    「道路占用許可」とはそもそも工事などをするために道路を占拠するために許可を受ける一時的なもののはず。

    退去が前提だから道路占用料は相場より異常に安い。

    にも関わらず「代替店舗が見つからないから退去できない」など「ヤカラ」としか言いようがない。

    不法占拠は時間が経過しても適法にはならない。

    より悪質さが際立つだけである。

    邪魔やからさっさと退去しろよ!

    <串カツ店退去問題>橋下市長「話し合いで解決したい」

    毎日新聞社 2015年2月17日 23時01分

     大阪・梅田の大阪駅前地下道の拡幅工事で老舗串カツ店「松葉」などが大阪市から退去を求められている問題について、橋下徹市長は17日の記者会見で「話し合いで解決したい」と述べた。強制的な行政代執行は当面見送り、交渉する意向だ。
     松葉側は今月9日、拡幅工事を実施する阪神電鉄と市などを相手取り、代替店舗の提供を求める調停を大阪簡裁に申し立てた。昨年9月末で市は道路占用許可を打ち切っており、現在は不法占拠になっている。
     橋下市長は「長年営業されて、こういう状況になり本当に申し訳ない。従業員の生活もあり切実な問題だ」と松葉側に一定の理解を示す一方、「道路占用料は格安だった。その辺りも考慮して退去にご理解をいただきたい」と話した。

    SNSでもご購読できます。

    コメントを残す