路線価では適正な値上がりのように見えるが、実際の取引では異常な数字が出てきて久しい。
ホテル稼働率や百貨店売上、日銀DIなど、新年度以降は全て右肩下がりの数字が出てきており、去年が「最後の晩餐」になるものと予想している。
実体経済を伴わない資産価値の膨張などあり得ない。
まさに「緩和バブル」である。
以下引用
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路線価8年ぶり上昇 全国平均0.2%、14都道府県プラス
産経新聞 7月2日(土)7時55分配信
国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる平成28年分の路線価(1月1日時点)を公表した。全国約32万8千地点(標準宅地)の対前年変動率は、全国平均で0・2%のプラスとなり、リーマン・ショック前の20年以来、8年ぶりに上昇に転じた。海外マネーによる不動産投資の活発化や、大都市圏を中心とした住宅需要の堅調、訪日外国人観光客の増加による「インバウンド需要」などが影響したとみられる。
上昇は14都道府県で、昨年より4道県増えた。上昇率トップは、中国人らの“爆買い”や、4年後に五輪を控え、不動産活況が続く東京で2・9%。東日本大震災の復興事業が進む宮城(2・5%)、福島(2・3%)が続いた。下落は33県で、29県は下落率が縮小した。
都道府県庁所在地の最高路線価が上昇したのは25都市で昨年より4都市増えた。上昇率トップは大阪市北区角田町の御堂筋で22・1%。昨年、10%を超えたのは東京、名古屋、広島、大阪の4都市だったが、今年は観光客の多い京都や金沢、神戸、仙台、福岡、札幌を含め10都市となった。下落は12都市から5都市に減少した。
路線価日本一は、31年連続で東京・銀座の文具店「鳩居堂(きゅうきょどう)」前の銀座中央通りで、昨年より18・7%上がり1平方メートル当たり3200万円だった。
東京電力福島第1原発事故の避難指示区域は、算定が困難だとして引き続き路線価を「ゼロ」とした。