うだるような暑い日に建物明渡と土地明渡の強制執行断行日を迎えた。
建物明渡は「解錠業者」と「残置物処理業者」を、土地明渡は「廃車引取業者」を、両事件の立会人として管理会社社員を、それぞれ申立人である当社が手配した。
建物明渡は催告日にも解錠して臨場しているので特に問題はないのだが、狭いスペースの壁際ギリギリに駐車している2台の放置車両が本当に撤去できるのかが心配だった。
まずは建物明渡から着手し、廃車引取業者の到着を待っていると、レッカー車が4台も物件前に到着、辺りに物々しい雰囲気が漂う。
放置車両は当然鍵もなくエンジンもかからないが、まずは1台目の車体を油圧ジャッキでずらしながらレッカー車に接続できる位置まで移動することに成功!
予想に反し15分程度で1台目を撤去することに成功し、残る1台も同じ要領で撤去完了!
僕や執行官だけでなく、見守っていた入居者や近隣住人からも歓声が上がった。
後は部屋の残置物の搬出が終わるのを待つだけである。
僕は何もしていないのだが建物内に立っているだけでもめちゃくちゃ暑い。
開始から約1時間30分後、無事終了した。
競売に詳しい「解錠業者」、いつも適正金額で丁寧な仕事をしてくれる「残置物処理業者」、そして初めての依頼だったが大当たりだった「廃車引取業者」
酷暑の中、皆さん汗だくになりながらプロフェッショナルな仕事をしてくれたことに感謝!!!
弁護士・司法書士のような「他人のふんどし仕事」「おこぼれちょ~だい仕事」ではなく、自らが生み出す仕事は充実感が違う。