裁判員は量刑判断だけに活用すべき


    有罪無罪の判断は職業裁判官が行い、裁判員は裁判官が下した有罪判決に基づき量刑を決めるのが理想。

    法律を知らない素人が犯罪の構成要件該当性を判断できるわけがない。

    心理的・時間的負担が大きいのも当たり前。

    ただ、素人の感覚が量刑判断には活きてくるので、その範囲で活用すればよい。

    裁判官が有罪と判断した殺人者なら躊躇なく「死刑」を選択できる。

    なぜこんな簡単なことが理解できないのか?

    裁判員制度 施行4年 審理は長期化 3万9000人参加 死刑判決17件

    産経新聞 5月21日(火)7時55分配信

     国民が刑事裁判に参加する裁判員制度は、21日で施行から4年を迎える。3月末までに約3万9千人が裁判員や補充裁判員として制度に参加。これまでに17件で死刑判決が言い渡された。一方、評議に要した時間の平均が、制度施行当初の約1・4倍になるなど、審理が長期化する傾向も表れている。
     最高裁のまとめによると、平成21年5月の施行から今年3月末までに2万9280人が裁判員に、1万81人が補充裁判員に選任され、5170人に判決が言い渡された。また、2月末までに全面無罪とされた26人のうち、覚せい剤取締法違反に関するものが12人で最多だった。
     裁判員の平均評議時間は562・6分(3月末現在)で、21年5〜12月の平均397分と比べ、約1・4倍となった。また、裁判員の平均参加日数は5・0日(2月末現在)で、21年5〜12月の3・5日を大きく上回った。

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