ランドマークタワーで減損


    企業会計は専門外でよく分からんが、ランドマークタワーのように築年数が相当経過した物件でもこれほどの減損が必要になるのは驚き。

    賃料が極端に下がっているとも思えないが。

    三菱地所は減損計上していないが「グランフロント大阪」は減損対象になっているようで、これは納得。

    入居率は70%程度まできているようだが、不動産の活況が今後も続くとは思えないので。

    三菱地所、横浜ランドマークタワーなど減損 特損460億円

     三菱地所は24日、大型複合ビルの横浜ランドマークタワー(横浜市)など収益性が下がった不動産の減損処理に伴い、2015年3月期に460億円の特別損失を計上すると発表した。他の物件との競合で賃料が想定を下回ったためとしている。税負担が計画比で減るため、連結純利益の見通しは前期比4%増の670億円で据え置く。
     減損処理の対象は横浜ランドマークタワーのほか、オフィスビルや開発中の用地など首都圏を中心に10件程度。今回は開発に参画した一部企業が減損損失を計上した大阪市内の大規模再開発ビル「グランフロント大阪」は対象に含めていない。
     減損に踏み切った背景には、横浜地区の賃料の低迷がある。オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)によると、横浜駅地区の平均賃料(約3.3平方メートルあたり)は2月末時点で1万1800円前後で、同タワー周辺の賃料はやや高いとみられるが、前回減損を実施した02年3月末に比べ2割程度低いままだ。
     ランドマークタワー周辺には大型ビルが増えているほか、再開発が進む東京都内の新築ビルとテナント確保の競争が激しくなっている。今後、劣化した設備の修繕工事も計画しているが工事費の高止まりで費用が膨らむ見通しで、ビルからの収益は想定を下回る可能性が大きくなったと判断した。

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