平成27年度宅地建物取引士試験の感想


    既に合格発表から2週間以上経過しているが、不動産屋としての感想。

    「主任者」から「士」に変わって初めての試験であり、個数問題が増えるなど難易度は少し上がったようである。

    反面、合格点は31点/50点と6割ちょいまで下がったので、試験のレベルは従来通りである。

    特に不動産関係者がよく使う「実務経験で5点免除」という「禁じ手」を使えば26点/45点なので5割台の正解率で合格できる試験なのである。

    所詮、不動産屋はその程度の資格者がいればできる、いや、いなくても資格者の名義を借りて平然と一般消費者を騙しているクソ業者がいくらでもいる業界であり、超難問の試験に8割5分正解しても「足切り」になる司法書士試験に合格している司法書士先生など雲の上の存在なのである。

    だから僕は自分が不動産屋の売主の立場の時は買主側司法書士に登記を依頼して言い値の手数料を支払うと決めている。

    なぜなら不動産屋ごときが司法書士先生の手数料に意見することなど許されないからである。

    一般消費者の方々も同じ決済の場にいる不動産屋と司法書士では天と地ほどの差があることを十分ご理解いただき、決して不動産屋に騙されないようにしていただきたい。

    不動産屋に騙されるな!
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