地面師事件の積水ハウスは単なる「被害者」なのか?


    被害額や残された証拠から考えて詐欺グループが逮捕されるのは当然で、それに関しては全く興味がない。

    世間では不動産のプロが「被害者」になった事件として大きく報じられたが、僕の見方は全く違う。

    積水ハウスがこんな単純な詐欺に飛びついたのは、この不動産取引が相当「おいしい案件」だったからである。

    用地仕入れの不動産取引ではクソみたいな不動産屋が無知な地主を騙して安値でデベに買い取らせるので、売主が「被害者」で仲介業者やデベが「加害者」である。

    積水ハウスに限らず、大多数の不動産屋がいつもは詐欺の「加害者」なのだが、今回は詐欺師を騙す詐欺師がいたから「加害者にならなかった」だけの話で、単なる「被害者」ではない。
     
     
    以下引用
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    <警視庁>「地面師」聴取へ 積水ハウス55億円被害

    10/16(火) 5:00配信 毎日新聞

     大手住宅メーカー「積水ハウス」(大阪市北区)が東京・西五反田の土地取引をめぐって約55億円をだまし取られた事件で、警視庁捜査2課が16日にも、偽造有印私文書行使や電磁的公正証書原本不実記録未遂の疑いで60代の会社役員の男ら男女約10人について、事情聴取を始める方針を固めた。捜査関係者が明らかにした。男らは所有者になりすまして他人の土地を無断で売買する「地面師」グループとみられる。
     捜査関係者によると、男らは昨年6月、東京都品川区西五反田2の旅館跡地(約2000平方メートル)の所有者を装って、土地の所有権を登記しようとした疑いが持たれている。
     積水ハウスは所有者になりすました男女らに跡地の購入を持ちかけられ、昨年4~6月に土地の取得代金として63億円を支払った。しかし、法務局での所有権の移転手続き中に印鑑証明などの偽造が発覚。登記はなされず、同社は土地を取得できなかった。購入代金のうち55億5000万円が特別損失として計上されており、昨年9月に詐欺容疑で告訴していた。
     同社がまとめた調査報告書は、詐欺に気付く機会がありながら取引が進められたとし、和田勇会長(当時)と阿部俊則社長(同、現会長)の両方に責任があると指摘した。責任の所在を巡って経営陣が対立し、今年1月に和田会長の辞任が決まった。【五十嵐朋子、佐久間一輝】

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