バブルの遺産?『泉佐野センタービル』~大阪地裁岸和田支部・令和4年(ケ)第42号~


    外観は大規模な一棟の複合ビルなのだが、登記上は分譲マンションのように店舗・事務所ごとに区分建物として登記されている。

    築年数からして、竣工時はバブル崩壊真っ只中だったので、まさに『バブルの遺産』である。

    どのタイミングで区分建物となったのかは不明だが、当時の所有者の資金繰りが原因となったことは間違いない。

    三点セットの頁数は330ページ、物件番号は1~32まである。

    少なくとも一つの部屋が別事件で競売になっており、この32物件で建物全てを網羅しているのかは直ぐには判断できない。

    売却基準価額は約2億円。

    区分所有権のバルクであるだけでなく、築年数の経過や管理状態の悪さから、入札者は相当限られ「不売」もあり得ると予想していた。

    結果は入札者は1社のみで、落札金額は10億2000万円だった。

    この金額の妥当性は不明だが、少なくとも8億円以上高く買ってしまったことは間違いない。

    ・・・入札は本当に難しい。だから面白い。

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