競売の舞台になった『正圓寺』の住職が虚偽登記の容疑で逮捕!


    差し押さえ逃れの虚偽登記はアホな連中がよくやる低レベルな手口だが、確か『正圓寺』の敷地は去年競落されていたはず・・・どういうこっちゃ???
    落札結果(『正圓寺』)~大阪地裁・令和3年(ケ)第564号~

    どうやら逮捕容疑の対象地は競売になった寺の敷地に隣接する宅地で、既に住宅として分譲されているようだ。

    こんな低知能な2匹の犯罪者の言いなりになって犯罪に手を染めた住職も悪いが、悪質なのはこの宅地を最終的に手に入れて分譲した不動産屋である。

    もちろん経緯は知っていたはずだが、「善意の第三者」を装って安値で入手して、何も知らない一般消費者に分譲したのである。

    その結果、何の落ち度もない購入者が民事訴訟の「被告」になっているのである。
     
     
    以下引用
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    兼好ゆかりの古刹「正圓寺」僧侶ら3人、売買装い虚偽登記容疑で大阪府警逮捕

    10/5(木) 11:53配信 読売新聞オンライン

    「徒然草(つれづれぐさ)」で知られる吉田兼好ゆかりの古刹(こさつ)「正圓寺(しょうえんじ)」(大阪市阿倍野区)が所有する土地について虚偽の登記をしたとして、大阪府警は5日、同寺の僧侶(56)(大阪府寝屋川市)ら男3人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。僧侶は事業の失敗で多額の債務があり、府警は3人が土地の差し押さえを免れるため、売買を装ったとみて経緯を調べる。
    他の2人は、会社役員の男(55)(大阪市平野区)、無職の男(57)(堺市東区)の両容疑者。
    捜査関係者によると、3人は2018年10月、境内に隣接し、寺が所有する大阪市西成区の宅地(約1120平方メートル)の所有権を、会社役員と無職の男が業務に関わっていた同市内の不動産会社に売却したとする虚偽の所有権移転登記をした疑い。
    捜査関係者によると、僧侶は2017年頃、境内に特別養護老人ホームの建設を計画し、18年3月、同市内の建設会社に約12億円で工事を発注。間もなく着工した。
    しかし、僧侶は資金を調達するメドが立たず、資金繰りに行き詰まった。工事は同11月に中断。僧侶は約4億4000万円の債務を負った。
    僧侶と会社役員の男、無職の男は知人で、債務のことを知った会社役員の男らが僧侶に接触。「建設会社からの差し押さえを逃れるため、保有する土地の所有者をいったん変えた方がいい。すぐに所有権は戻す」と提案したという。
    寺関係者や不動産登記簿によると、その後、西成区の宅地の所有権は正圓寺に戻らず、転売が繰り返された。現在は複数の戸建て住宅が建設されている。
    捜査関係者によると、宅地以外の土地や本堂など、寺が所有していた不動産の所有権も、売買などを通じて第三者に移っており、会社役員の男らが関わった可能性がある。
    寺側は21年11月、現在の所有者らに所有権の返還を求めて大阪地裁に提訴し、係争中。

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